先週末、群馬県磯部温泉で、全日本民医連医師委員長・医学生委員長合同会議が開かれ、主催者側として参加しました(香川からは佐藤医学生委員長、末澤医師委員会事務局員が参加)。主な議題は、全国的に、残念ながら香川でも、医学生の民医連奨学生や研修医確保が減っていることに対していかに手を打つか、というものです。コロナ禍の影響を引きずって医学生担当者の配置は全国的には減り続け、進路に縛りがある地域枠奨学生の増加、医師体制の厳しさと働き方改革で医師の医学生対話/勧誘/対策活動(以下、医学対)の減少、過酷な経営難で病院幹部の視点が将来の人材育成に目がいきにくくなっています。医学対活動は大ピンチ、将来に禍根を残す分水嶺にある、との全国的な認識です。
高松平和病院・香川医療生協の医師確保は歴史的に、自分たちの手で後輩を医学生・研修医の時代から育成しています。ときにすばらしい中途採用医が合流し、平和病院を支える存在になっていただくこともありますが、少数にとどまっています。無差別平等の医療をかかげ、地域の組合員さんと一緒になって、健康や平和を守る、という我々のビジョン(民医連綱領)を共有するために、医学生・研修医の頃から学んで行動しながら私たちの活動に共感し、参加してくれることが現代の情勢的にもますます重要になってきています。そういった医師が病院組織の中心にいてこそ、10年・20年先の病院の将来が描けます。
現在の病院運営は経営、人材確保が厳しくなり、「そんなこと言ったって」となりますが、今回の集会で提起されたことで新しいことはあまりありません。『医師確保は経営課題である』を合い言葉にして病院・法人の幹部や医師自身が医師確保の先頭に立つこと、そして、職員一人ひとりが少しずつでいいので、医学生確保・研修医教育への関わりを持つこと、これに尽きます。全職員で医学対活動を創意工夫していきたいと思います。

群馬での集会の様子。熱い議論が交わされました。外はとても寒かったです。



