Vol.115

総選挙の結果とアメリカによるイラン攻撃~いまを戦前にしないために

だいぶ前の話になってしまった感がありますが、先月8日の衆議院選挙は自民党単独で3分の2を超える316議席を占める歴史的結果となりました。これまでの政治の失敗によるくらしの破壊・不況・生活不安がもたらした結果といえるでしょう。

高市総理は「早く改憲案を発議」や「あらゆる分野で日米関係を強化していく」と言い、現在の軍備増強をさらに加速させようとしています。また、その裏では社会保障費の削減が見積もられており、私たちの署名運動などの成果である診療報酬の引き上げは3%程度に抑えられた反面、医療費4兆円の削減に向けて、OTC類似薬の自己負担見直しや高額療養費制度の負担増、病床11万床削減をすすめようとしています。

そこへきて、ウクライナ・ガザの戦争が終わらないことに加えて、2月28日に突然アメリカとイスラエルがイランへの攻撃を行い、最高指導者が殺害され、多くの一般市民も数百人が巻き込まれている、また、イランも報復としてドバイなど隣国の施設を攻撃したとのことです。

日本では不況が続く社会不安の中で、軍事費の増加、社会保障の切り下げ、隣国を敵国とみなし、外国人排斥の雰囲気作り、国家主義的かつ圧倒的支持率を得たカリスマリーダーの誕生と、なにやら80年ちょっと前の太平洋戦争突入前の世界を想像してしまいます。これで治安維持法(いまで言うスパイ防止法?)や徴兵制ができれば、いつの間にか日本人が正義の名の下に外の国まで行って人殺しをしていそうです。自分たちの子どもが徴兵制で兵隊にとられてしまうような世の中がすぐそこまで来ているのはないかと本気で心配しています。

わたしたちは職場や地域でジェンダー平等や多様性、人権の尊重、平和の大切さを学んできました。足下から「ミサイルよりケアを」の声をあげ、対話をひろげ、平和と強調を求める運動をさらに強めていくことが為政者が最も恐れていることです。これから一層がんばていきましょう。

高松協同病院前に建造予定の
9条の碑のレプリカと募金集めをする職員