今週末は降ってわいた総選挙です。36年ぶりの1月通常国会をすっとばして、準備期間もほとんどない中での史上最速の総選挙です。高市総理大臣は解散の理由を「重要政策の大転換に取り組むため」としましたが、庶民の生活、医療機関も追い詰められている物価高騰、東アジアの国際間の緊張感を高める「台湾有事」発言、アメリカトランプ政権の言われるままに爆発的に膨らんでいく防衛費、「政治とカネ」問題など国会での追及を避けるための自己都合解散といわざるをえません。医療機関の経営困難、いのちとくらしを守るために、一刻も早く解決すべき課題が山積しています。
私たちは誰もが住みやすく優しい地域や社会を求めており、首相が求めるような強い国、一部政党が求めるような差別や排外主義がまかり通る世の中ではありません。私たちはこの間、ケアの倫理を勉強してきました。そこでの学びや実践は、一人ひとりが人間として尊重され依存しあい、共感と信頼によって相互作用する社会や職場をめざしています。競争的価値観や自己責任論と対極にあり、そういった立場とは厳しく対峙する姿勢でもあります。

病院職員の皆さんは、降ってわいたとは言え、せっかくの国政選挙、政治が変わらなければ私たちの暮らしも病院経営もよくなりません。決して権利を無駄にすることなく、ケアがあふれる社会のために投票に行きましょう。



