約4年前に病院長になるにあたって、「第一次発信革命」と銘打って、発信が大切であると強調しました。これは、院長交代にあたって、地域の病院へご挨拶に伺った際に某病院長先生に「平和病院さんって、たぶん良いことやっていると思いますが、なにせブラックボックスでして、、」と言われたことがきっかけでした。自身でもそのように感じてはいましたが、外部の人からなかなか面と向かって言っていただけることはなかったので、その通りだと思いました。
どれだけよいことをやっていても知られていなければやっていないのと同じ、ということで発信革命を立ち上げました。当院が必死に懸命に地域医療へ貢献していること、目の前の患者さんに真摯に向き合っていること、人権を大事にしている医療機関であること、を内外に向かって発信しています。この3年間でできていることや課題について。
おはよう(平和病院の院内報)の職員持ち回りの記事をブログやSNSにのせる。これは年に1回各職員が必ず1回は書くような持ち回りに変更され、十分にできていると思います。毎日各職員が自分の仕事や趣味のことについて発信しているのは院内の心理的安全性を高める効果にも寄与していると思います。SNSは法人本部で管理してくれており、院外の人からも声をかけられることもあります。
ホームページの刷新はできていません。かなりお金と労力がかかることがわかりました。やや不格好なホームページでがんばっています。
その他にも外に向かうアピールとしては、栗林公園側の病院の壁に貼ってある無低診を知らせる横断幕、憲法9条の碑はそれぞれ黙々と無差別平等の医療や平和を大切にする医療機関であることをアピールしてくれています。
それぞれ「バズる」「勝手に売れていく」までには至っていません。とある医療生協の病院はSNSを駆使して、医師や看護師の採用にもつながっているということです。そこまでにはもう少し専門的な知識や方法があるのだと思いますが、とっかかりとしてはそれなりにがんばっている方ではないでしょうか。これらも知られていなければやっていないことと同じなので、地道に、かつ、大胆に取り組み続けていきたいと思います。