Vol.82

共同組織活動交流集会in岡山に参加しました

岡山で開催された全日本民医連が主催する、第16回共同組織活動交流集会に参加してきました。2年に1回開催されており、今回はコロナ禍をはさんで現地開催は6年ぶりであり、全国の医療生協組合員や友の会会員、職員など1700人以上の参加、分科会の演題は約250題が集まり、大変な盛り上がりでした。香川からの参加者は49人でした。

テーマは「地域の中からつながりを広げ、平和・いのち・人権が大切にされる世界へ ~あらたな担い手とともに、誰ひとり取り残さないまちづくりを~」というものです。

全国の指定報告の中で、群馬からは前橋協立病院の定期巡回バスを市のコミュニティバス会社に交渉して、便数を増やしてもらい、交通弱者にとってより使いやすくした取り組み。大阪・西淀川の医療生協の組合員さんからは大阪市西淀川区にあるすべての公園63か所をみんなで手分けしてつぶさにウォッチングし(例えば、公園の時計・ベンチ・水飲み場・手洗い場・バリアフリー・雑草/害虫処理・ある程度広い規模の公園にはトイレを設置することなどなど)、区の担当者に集計結果と住民の声を届けるまちづくりの取り組みが紹介されました。

組合員さん側の活動にも病院や職員にとっても、そもそもお互いに強みとなる関係にあります。組合員さん側には医療や介護の専門家が常に併走しており、相談や援助を受けることができます。病院や職員にとっては健康な成人と多数つながることによって、運動や職員研修、経営を補強してくれます。

香川医療生協の組合員活動は、職場がそれぞれにバディ支部を担当し、二人三脚で活動を作っていこうとしていますが、それこそコロナ禍をはさんで、活動が停滞していたり、担い手不足が多くの支部で深刻になったりしています。職場からのパートナー活動もまだ始まったばかりです。今後もさらに病院全体で組合員活動を盛り立てていきたいと思います。