今年の香川県の平和行進(原水爆禁止国民平和大行進)は6月15日に観音寺コースからスタートし、6月30日の引田コースをゴールとして15日間で終了しました。毎年5-6月で四国4県を一周し、草の根から平和の大切さ・尊さをアピールしています。どこの自治体でも歓迎され、役場での出発式などでは市長や議長などからメッセージを頂いており、長い歴史の中で大事にされている運動です。
今回香川民医連では労働組合青年部が「憲法9条の碑」プロジェクトの中でたくさんの若い職員の参加が呼びかけられ、職員や医療生協組合員さん合わせて約150名が参加しました。参加者の高齢化が著しく、若い職員が率先して参加し、運動を受け継いでいきたいものです。
今日7月4日は高松空襲があった日です。憲法9条の碑の募金に、『高松空襲を記録する会』に長年携わってきた方が寄付をしたいと申し出がありました。会で活動していたメンバーが高齢化してしまい、すでに活動休止にしているのですが、過去の講演料など少しお金があるとのことで、そのお金の中から寄付したい。そして、自分自身の名前ではなく、『高松空襲を記録する会』の団体名を石碑の裏に記銘してほしい、そういった会があったこと、みんなで空襲のことをがんばって語り継いできたことを石碑に残したい、とのことでした。がんばった思い、やり残した思い、いろいろな思いが去来しているのだろうと思われました。
太平洋戦争終結から79年、日本人は武力で人を殺すことはありませんでした。しかし、先日高松港にも軍艦が数隻停泊していましたが、政府は着々と戦争ができる準備をしているように思えてなりません。憲法9条を守り、平和を大切にする人を拡げることがいよいよ大事であると平和行進や「憲法9条の碑」プロジェクト運動で思いを新たにしています。