Vol.75

組合員活動で地域を支える

毎年6月13日は平和病院からほど近い地元藤塚神社の祭礼が行われ、神事にお呼びいただき、参列させてもらっています。地元の行事に参加させていただけるのは大変ありがたいことだと思います。

このお祭りのときに、藤塚商店街150mに出店(デミセ)が並び、多くの人で賑わいます。この出店に並んで医療生協・平和病院で健康チェックのブースを構え、今年は病棟の新人・中堅看護師(と総看護師長)が参加しました。小中学生が握力を測りたくて大勢で並んでくれたり、降圧薬内服している人でまだ血圧が高いので追加したほうがいいのかどうか、などの相談内容に、自分なりの言葉で健康相談にのっていました。参加した新人看護師からは、意外とたくさん来てくれて楽しかったとの感想がありました。送り出した病棟師長からは、健康チェックで地域の人たちと交流し、健康を守っているのが医療生協・平和病院の強みだよとの言葉がけがされました。来年以降も続けていけたらと思います。

コロナ禍前までは医療生協の班会や支部総会などに病院職員が医療の専門家・講師として参加していました。しかし、コロナ禍で班会などの人が集うものがすべて制限されてからは、病院職員の参加経験も激減しています。また、生協組合員さんの側も高齢化やイベント参加のモチベーション低下から班会の開催自体も減っています。

病院職員はできるだけ多く班会などに参加することによって、病院へ受診しなくてもすむような健康づくりの手助けをし、そして、そういった多くの組合員さんに病院自体が支えられていることを実感してもらいたいです。地域の組合員さんたちの活動が活発になることによって、地域の安心のアンテナが高くなり、一人でも多くの困っている人たちが病院受診につながればと思います。病院と組合員が一緒になって安心して住み続けられるまちづくりをすすめ、地域を支え、地域に支えられる病院でありたいと願います。

藤塚神社祭礼の商店街出店の健康チェックで活躍する新人看護師