今年もあとわずかになりました。各部署とも決して満ち足りた人員ではない中、今年も無事に事業を維持、継続させ、さらに発展させることができました。
今年度の病院目標である「誰のために・何のために」「心理的安全性が保たれ」「訪問診療部門を軌道に乗せる」について、まさに目標に向かって職員全員でがんばった1年でした。
手遅れ死亡事例の当院からの報告は6件あり、県庁での記者会見はマスコミにも大きく取り上げていただきました。今年の初めには記者会見の方法もわからなかったのですが、看護師増やせや労働者の権利についての訴えを数回行うことができ、私の掲げる「発信革命」も進化しています。
昨年末はウクライナの戦争に終わりが見えず、昨年末の漢字は「戦」でした。そして今年はイスラエル・ガザでの戦争も始まってしまい、やはり多くの命が奪われています。戦争反対の意思表示として毎週月曜日の病院前のプラスター宣伝も息長く続けられています。戦争が終わるまで意思表示を続けたいと思います。
心理的安全性についての学習を重視し、多くの職員の学びを保障しました。まずは心理的安全性というコトバとして浸透させ、さらに現場での個々の実践もすすんでいます。病院更衣室前には各部署からの目標・提案が貼り出されています。
訪問診療部門を4月に立ち上げてから、紹介件数・管理件数が増え、訪問診療を行う病院としての認知度が上がってきています。当院に緩和ケア科・病棟がある強みを相乗的に発展させるために、在宅緩和ケアの質を磨いていきます。
そして、新病院建設に向けても大きな一歩を踏み出しました。来年は新しい病院でどんな医療を地域に提供していくかについて本格的な議論が始まります。大いに夢を語り合いたいと思います。
関係各所の皆様、今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。