~「成長マインドセット」@吉田行宏:クロスメディア・パブリッシング を読んで~
「現状維持は後退である」とよく言われますが、個人や組織は常になにかを学び、成長していかなければ、その場から劣化が始まります。
個人の成長にフォーカスをあてた本を読んだので、考えたことをいくつか。
筆者は中古車売買のガリバーを全国展開させた元専務で、いまは人材育成を専門に新規事業を立ち上げています。
この本の内容によると、自身の成長には3つの要素があり、
①氷山の一角である目に見える成果を生み出すには、仕事のスキル・毎日の習慣・人生哲学のバランスのとれた氷山全体を大きくしていくこと。
②成長のブレーキを知ること。一度その道を行くと決めたら悩むことをとりあえずはやめること(悩みブレーキ)、自身の思い込みやこだわりをおいて仕事に取り組むこと(大きな子供ブレーキ)。
③成長のアクセルを知ること。自身や組織のミッション・ビジョンを自分軸にして日々取り組むこと(自分理念・自分軸アクセル)。何に導かれて仕事をするのか(正しく強い動機アクセル)。
というのが本の内容です。(詳しくは読んでみてください)
私個人としては、医療者としての成長、院長職としての成長、人間としての成長など課題がたくさん目に付きます。しかし、この本に書いてあることで言えば、病院の維持・存続・発展を願う人をより多く集めること。日々の仕事と成果を積み重ねること。「誰のために・なんのために」や民医連綱領や医療生協のいのちの章典のミッションを迷いなく遂行すること。 が目下の成長につながるのかなと思いました。現状維持に留まることなく、日々進歩していきたいです。