2022年2月24日にロシアがウクライナ侵攻を始めてから一年が経過しました。
先日2月27日に平和病院前でのウクライナ侵攻に反対するスタンディング行動が行われ、これも残念ながら丸一年になってしまいました。毎週月曜日に暑い日も寒い日も(と言いつつ、祝日や雨の日は休みましたが)、息長く続けてきました。
先週末、テレビでは一年の振り返りとして、やや忘れかけていたウクライナ市民への暴力や人権蹂躙、破壊行動を報道していました。また、各国のやりとりの中では停戦・終戦へ向かわせるエネルギーと同じくらいかそれ以上に、ロシアへの経済制裁とウクライナへの武器供与などの話題があり、一度始まった戦争はなかなか終わらないのだということを痛感させられました。また、いまの現状、どこか遠くの国で行われている国家間の殺し合いを漠然と見て、慣れてしまっている怖さもあります。
国内ではコロナで痛めつけられた生活や経済、医療の充実のために国内の資源を集中させないといけないときに、政府は敵基地攻撃能力の保有などといい、防衛予算を2倍にする、アメリカからトマホークを400発買うと国会では大盛り上がりしています。各家庭の電気代は上がり、明日食べるパンがない人もいます。そのときに増税する、国債を発行するまでして何も生み出さない武器を外国から買うなどと正気の沙汰とは思えません。
私たち平和病院の理念に、「3.平和と医療・福祉を守ります」とあります。医療や生活を守るために地道に声を上げ続けたいと思います。